日産のミニバンと言えばセレナ。
平成3年に発売開始された「C23系」から始まり、2代目「C24系では」乗用タイプのミニバンとして初めて両側スライドドアを採用するなど、ミニバン人気の火付け役の1台と言っても過言ではない車種です。
そんなセレナも平成28年、「プロパイロット」を搭載した「C27系」へと進化し、現在の(C27系後期)ファミリーカーとしての使いやすさとスタイリッシュなカッコよさをMIXした大人気車種へとなりました。
本記事では、セレナに社外ナビを取り付けられるのか?という疑問や、どんなナビを取り付けられるのか?装着するには何が必要なのか?オプション品も含めてを具体的に紹介していきます。
結論から先にお伝えすると、7インチから9インチ大画面カーナビまで、専用の取付けキットを使用することで純正同様、コンソールにキレイにインストールできます。
今回は8インチと9インチについて紹介いたします。
車両購入を検討されている方や、純正ナビなど交換、取り外しを検討されている方はぜひ最後まで読んでください。少しでも参考になればと思います。
社外ナビを検討するにあたって
これから車両を購入(契約)をされる方は、純正ナビも選択肢に入っているかと思います。
7インチから10インチまで設定はありますが、10インチになると本体だけで軽く30万円を超えてきます。ただ、コンソールにキレイに収まった状態でBlu-rayディスクを再生できるのは純正のみ(MM521D-L)になってきますので検討する必要はあるかもしれません。
ただし、納車時には当然のことながら走行中は音声のみとなるので、走行中もBlu-rayディスクを見たい方はデータシステムから発売しているテレビキットNTA584を別途購入して取り付けをする必要がでてきます。
おそらくディーラーでは対応してくれないので、カー量販店での取り付けが必要になってきます。
社外ナビに交換できないケース
社外ナビを検討する目的は人それぞれあるかと思いますが、納車後に取り外して社外ナビを取り付けることができないケースもあります。
C27後期の場合、ディーラーオプションの日産オリジナルナビゲーション(10インチ大型モニターメモリータイプ)付車は、窓口が異形で操作スイッチが一体化された専用の仕様となっているために取り付けすることができません。
最低でも5年以上、C27後期モデルに乗ることを考えた時に、Blu-rayディスクの優先順位とNissanConnectなど、純正にしかない機能をどこまで使いこなしたいかで選択肢はある程度しぼれるかと思います。
長期的に考えた場合、Blu-rayディスクがそこまで重要でなければ、積極的に社外ナビを検討することをおすすめします。
社外カーナビを取り付けるための金具
C27前期モデルでもセレナ専用の9インチ取付けキットを発売していたカロッツェリア。
カロッツェリアのカーナビであればC27後期にKLS-N903Dを使用して8インチ、9インチのナビを取り付けることが可能となります。
このキットには以下の内容物が同梱されていて27,500円の税込み定価となります。
- 専用パネル(ブラック・メタリック調/シルバーの2トーン)
- 8V型用パネル(ブラック・メタリック調)
- サブブラケット
- ダイレクト接続コネクター(20P/12P イグニッション電源対応、ステアリングリモコン用ミニプラグ)
- アンテナ変換コネクター
- ネジ類
また、インテリジェントアラウンドビューモニター付車の場合、そのままでは映像信号を取り出すことができないので、別売の純正カメラコネクタ変換ケーブルKK-N501BCを使ってナビに映し出すことが可能となります。
おすすめカーナビ2選
サイバーナビAVIC-CQ912-3-DC/CL912-3-DC
サイバーナビといえばカーナビの機能・性能だけでなく、カーライフが楽しくなるエンタテイメントも重視されている製品になります。
サイバーナビのAVIC-CQ912-3-DCとAVIC-CL912-3-DCの違いは画面サイズが、9インチか8インチの違いで機能性能は全く同じとなります。
おもな機能は3年間無料の地図自動更新の付属やネットワークスティック同梱モデルなので、1年間は通信料無料、かつ制限なしでWi-Fiを使い放題にすることができます。
ドコモのLTE回線を使って車室内をオンライン化させるネットワークスティックを同梱なので、
車内が5台まで同時接続が可能なWi-Fiスポットになったり、スマホをつながずと大画面でYouTubeを再生したり、自宅に設置したブルーレイレコーダーにクルマからアクセスして遠隔で録画番組を視聴することもできてしまいます。
これにより、長距離の運転や渋滞中のストレスを和らげたり、さらには通信量を気にすることなく、同乗者がYouTubeを見たりすることが可能となり、ドライブが一層楽しいものになります。
HDMIの入力も付いているので、Fire TV Stickをつなげて思う存分、動画や音楽を楽しむことが可能となります。
また、サイバーナビ史上もっとも高音質モデルと進化した2023年冬モデルとなります。
楽ナビAVIC-RQ720/RL720
楽ナビは基本的な機能や性能をしっかりと持ちつつも、誰もが使いやすく直感的に操作ができるラインアップになっています。
楽ナビのAVIC-RQ720とAVIC-RL720の違いはサイバーナビ同様に画面サイズが9インチか8インチの差になります。
ナビゲーションとしては1年間地図の更新も無料で実施でき、画面も高画質、高精細なHDパネルとなっていて、見やすく操作が簡単です。
ネットワークスティックは無しのモデルなのでオンライン化させるものは同梱されておりませんが、HDMI入力を持ち合わせているのでスマートフォンなどで再生するYouTubeを画面に映して楽しむことができます。
なんと言ってもお手頃価格で入手できるのが最大のメリットですね。
オプション品
後席モニター
ミニバンでは後席での楽しみも重要になってくると思います。純正でも設定のある天井に吊り下げるタイプのフリップダウンモニター。
ナビと同様にカロッツェリアで合わせる場合、取付けキットのKK-N102FDを使用することで13.3V型のTVM-FW1300-Bを取り付けることが可能となります。
また最近では吊り下げタイプではなく、ヘッドレストに付けるタイプのモニターも人気があります。
モニターひとつタイプもあれば、用途に応じて2枚タイプもあります。長期的なライフスタイルに合わせて選択するといいかと思います。選び方はコチラ。
ドライブレコーダー
純正にも前後2カメラタイプのドライブレコーダーがあるのと同様にナビゲーション連動の前後2カメラのドライブレコーダーがカロッツェリアから発売されています。
サイバーナビに対応している2カメラモデルはVREC-DS800DCという商品で画質は純正同様に200万画素ですが、24時間365日の駐車監視機能が付いているので乗っていない時のトラブルにも安心できます。
楽ナビに対応している2カメラモデルはVREC-DS810DCという商品でHD画質のまま楽ナビの画面で映像を確認することができます。また駐車監視機能もついているので乗車中も、駐車中も安心できます。
ETC2.0/ETC車載器
カーナビと連動してETC2.0の機能をフルに使いたい場合はND-ETCS2
カーナビと連動はせず、お手頃価格でETC2.0を使いたい場合はND-ETCS10
ETC2.0は必要なく、カーナビとETCと連動させて使いたい場合はND-ETC9
ETC2.0は必要とせず、カーナビと連動もしない単独タイプの場合はND-ETC40
まとめ
セレナ「C27系(後期)」で社外ナビを取付ける際の参考になったでしょうか。
最低5年は乗ることを考えると、まずはBlu-rayディスクをを必要とするか、NissanConnectサービスを使うのかどうか。
もし必要であれば純正一択になります。
Blu-rayディスクをやNissanConnectサービスをそこまで必要機能ではないという場合は積極的に社外ナビを検討することをおすすめします。
また今回はコンソールにピッタリ入るカーナビをご紹介しましたが、フローティング構造のカーナビCN-F1X10BGDも取付けることが可能です。ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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