サブウーファーとはドアについている普通のスピーカーでは再生できない重低音を担当するスピーカーです。
皆さんもライブ会場やヘッドホンで音楽を聴いている時に比べ、クルマの中で音楽を聴く時、同じ音楽を聴いているのに何かモノ足りないって思ったことありませんか!?
実はクルマの中は音楽を楽しむには、そのままでは少し難しい環境なんです。
そんな環境でもサブウーファーを追加するだけで劇的に臨場感、モノ足りないと思っていた重低音を追加することができます。
今回の記事は
- 普段聞く音楽に臨場感を追加したい
- 重低音を追加したい
- サブウーファーってどんな種類があるの?
- どうやって接続するの?
- どんなサブウーファーがおすすめ?
といった、音質向上やサブウーファーについて初めて検討している人やスピーカーは交換したけど、次に何をしてみようかと考えている人向けに書いていきたいと思います。
まずはどんなサブウーファーがあるのか、自分のクルマにどのように設置するのか、目的に合ったサブウーファーを選びたいという方は、この記事を最後まで読んでみてください。
※基本的にオーディオの取り外し交換やスピーカーの交換を自分でやったことのない人は、専門的な知識を持った店舗に作業を依頼しましょう。
サブウーファーの役割

サブウーファーの役割とは、普通のスピーカーでは出なかったり、かき消されている低音を耳まで届ける専門のスピーカーです。
そもそも、なぜ普通のスピーカーで低音が出ていないのでしょうか。
- 純正のオーディオなどは市販のオーディオに比べて出力が弱い
- 純正の出力に合わせているので純正スピーカーは重低音に耐えられるほどの質でスピーカーが作られていない
- ドアの内張りが重低音で鳴らすための構造になっていない
ざっくりと説明するとこのような理由が重低音が耳まで届かない理由となります。
それらをひとつずつ解決しようとしたら、オーディオを交換、スピーカーを交換、デッドニング・・・と大変なことになってしまいます。
そこで、サブウーファーの出番となります。
サブウーファーの種類について

サブウーファーにも種類があります。
- アンプ内蔵型
- アンプ別体型
- スピーカー単体
アンプ内蔵型
アンプ内蔵型のサブウーファーのことを各メーカーで異なる表現をします。
- ケンウッド:チューンアップ・サブウーファー
- カロッツェリア:パワードサブウーファー
- アルパイン:パワードサブウーファー
今回、初めて音質向上に興味を持った方はこちらのアンプ内蔵型の検討をおすすめします。
取付け方法に関しては2種類の方法が存在します。
サブウーファー出力を持ったカーオーディオとの接続
サブウーファーの実力を最大限発揮できる接続の方法はサブウーファー出力を持ったオーディオ(ユニット)との接続になります。
※オーディオ(ユニット)とはラジオとかCDとか聞くときに音量を変えたりする機器のこと
サブウーファー出力を持ったオーディオとは、オーディオ側にサブウーファーを接続するために専用の接続端子を持ったオーディオとなります。
一般的な判断基準としては純正のオーディオはサブウーファー出力を持っていおらず、社外品のオーディオであればサブウーファー出力を持っている場合が多いです。

サブウーファー出力を持っていないカーオーディオとの接続
サブウーファーの実力を最大限発揮することはできませんが、サブウーファー出力を持っていなくても接続して重低音を楽しむことができます。
方法はスピーカー線にサブウーファーの配線を割り込ます方法となります。
この方法であれば、ほとんどのクルマに接続することが可能となりますので、目当てのサブウーファーがそのような接続(スピーカーライン入力配線)ができるかどうかをチェックして取付けを依頼しましょう。

アンプ別体型・スピーカー単体
アンプ別体型やスピーカー単体はより自分の好きな音を求める人向けにカスタムできる仕様となっています。
今回は詳しくは説明しませんが、もっと低音にこだわりたい、誰にも真似できない爆発的な音圧を求めたいなどの場合は、自分の好きなスピーカー、エンクロージャー、そしてアンプを組み合わせて設置してみるのも楽しみのひとつかもしれませんね。
どんな場所に設置するサブウーファーがあるの?

続いてはどこに設置するタイプがあるのかをご紹介したいと思います。
主な設置場所は以下の3か所になります。
- 助手席足もと
- 運転席、助手席のシート下
- 荷室
助手席足もと
助手席足もとに設置するタイプのサブウーファーは今までにない斬新なタイプで1機種しかありません。※2022年2月現在
カロッツェリア(パイオニア)から出ている《TS-WX010A》という商品で、その新しい発想から価格ドットコムでは【Product Award2021大賞受賞】をしています。
助手席の足元に設置することによって生まれるコーナー音響効果で、車室内の空気を振動させやすく、サイズを超えた量感のある低音を実現。
低音にアクセントを置くことで、同じ曲でも今まで感じられなかったビート感を得ることができます。さらに、横置きと縦置きが選択できるので、車種やスペース、好みに合わせた取付方法が可能です。
手軽に低音を追加してドライブ中の音楽を楽しみたい人にはちょうどいいタイプかもしれませんね。※防滴設計で濡れた靴や傘が触れても問題ない
運転席、助手席のシート下
ひと昔前と比べ、ミニマリストが増えたり隠す収納が世の一般になってきてから、クルマに対する意識も同様にキレイに収める、純正っぽく見せるが主流になってきています。
なので現在のサブウーファーの設置場所も隠す設置方法が人気となっており、シート下に収める商品が人気となっています。
クルマによってはパワーシートでシート下に入らないこともあるので一度クルマをチェックしてみてください。
ケンウッド、カロッツェリア(パイオニア)、アルパインともに高さ70mm~100mmぐらいが人気の機種となっています。

- ケンウッド《KSC-SW11》
- w:280 H:70 D190mm

- カロッツェリア(パイオニア)《TS-WX130DA》
- W:280 H70 D:200mm

- アルパイン《SWE-1080》
- W:340 H78 D230mm
荷室
荷室にサブウーファーを設置するケース
- シート下に置くことができず、できるだけコンパクト荷室に設置したい
- 体の芯から振動するような重低音が欲しい
できるだけコンパクトに設置
紹介したシート下に設置するサブウーファーを設置することも、もちろんできますが、せっかくなので少しコンパクトながらにも厚みのあるサブウーファーを設置することで重低音の響きが増します。
シート下に置くサブウーファーよりもワンサイズ大きくてもいいかもしれません。

- ケンウッド《KSC-SW40》
- W450 H300 D150mm

- カロッツェリア(パイオニア)《TS-WX400DA》
- W:300 H100 D200mm
体の芯から振動するような重低音
サブウーファーを置くなら、周りからも一目置かれるぐらいのド迫力の重低音を響きならしたい。
そんな場合は、設置する場所を取りますが音圧重視のサブウーファーを選択肢に入れましょう。
以下3機種はパイオニアの海外モデルをベースにした音圧重視のサブウーファーになります。

- カロッツェリア(パイオニア)《TS-WX300TA》
- 直径:332 D663mm
- 瞬間最大入力:1300W
- 出力音圧:114dB

- カロッツェリア(パイオニア)《TS-WX300A》
- W:503 H:378 D318mm
- 瞬間最大入力:1300W
- 出力音圧:113dB

- カロッツェリア(パイオニア)《TS-WX1220AH》
- W:745 H:400 D459mm
- 瞬間最大入力:3000W
- 出力音圧:118dB
まとめ

いかがでしたでしょうか?
サブウーファーを設置するにも設置する場所や能力によって置ける、置けないの差が出てきます。
クルマのサイズ感やどんな音を鳴らしたいのか、まずは検討してみてください。
私なら、シート下に置くスペースに余裕があればカロッツェリア(パイオニア)の《TS-WX400DA》を置きたいと思います。
構造的に一番、重低音が鳴ると思うからです。
コメント