スズキのファミリーカーと言えばスペーシア。
平成25年に発売開始した「MK42S系」から平成29年には「MK53S系」へと進化、令和3年12月にはマイナーチェンジをし、令和5年11月には現行モデルの「MK54S系」に進化しています。
スズキスペーシア、スペーシアカスタム、スペーシアギアでは使用シーンや好みに応じたデザインになっているので、特に若い女性からファミリー層まで人気の車種となっています。
カーナビに関しては純正オプションの9インチからディーラーオプションの7インチのカーナビまで選択肢を用意しています。
本記事では、スペーシア(カスタム/ギア含む)に社外ナビを取付けられるのか?という疑問や、どんなナビを取付けられるのか?装着するには何が必要なのか?を具体的に紹介していきたいと思っています。
結論から先にお伝えすると、7インチから8インチまでの社外カーナビを、専用の取付けキットを使用することで純正と同様にコンソールにキレイにインストールできます。
車両購入を検討されている方や、社外ナビを検討されている方、初期費用を抑えたいと思っている方はぜひ最後まで読んでください。少しでも参考になればと思います。
社外ナビを検討するにあたって
スペーシアの特徴でもある、スズキコネクトはスズキのメーカーオプションの9インチカーナビを装着しないと使用することができません。
スズキコネクトは月額550円(税込)で24時間365日つながるオペレーターサービスを始めとする「安心」「便利」なサービスが利用できるサービスです。
※利用開始から1年間は無料
▼代表的なサービスの一例▼
- スズキ緊急通報(ヘルプネット)
- スズキトラブルサポート
- 車外からのエアコン操作・ドアロック・駐車位置確認
- セキュリティ通知
- 見守り通知
これらサービスが必要ないと思った方は、積極的に社外ナビを検討することをおすすめします。
新車購入時にメーカーオプションの9インチHDディスプレイ、スズキコネクト対応通信機装着車を選択してしまうと、後から社外ナビに交換できなくなるので、購入時には十分検討しましょう。
社外カーナビを取付けるための金具
上記で説明した交換できないケースを除くとワイド2DIN窓口が開いている「オーディオレス」の状態になっているかと思います。
まず8インチのカーナビ(カロッツェリア)を付ける際はディーラーオプションの「オーディオ交換ガーニッシュ(8インチ用)」(73821-79R1-D6M)が必要となります。
※2022年6月現在
また、「メーカーオプションの全方位モニター用のカメラ」の有無によって必要な金具が変わってきます。
メーカーオプションの全方位モニター用のカメラ“無し”の場合
カロッツェリアのカーナビであれば、上記のディーラーオプションのパーツとKJ-S103DKを使用して8インチのナビを取付けることが可能となります。
このキットには電源ハーネス(20P/5P)とステアリングリモコンケーブル等が含まれて、定価5,500円(税込)です。
バックカメラが必要であれば、全方位モニター用のカメラが付いていないので、ND-BC9やND-BC300(以下紹介する楽ナビ専用)を合わせて付けるといいでしょう。
メーカーオプションの全方位モニター用のカメラ“有り”の場合
カロッツェリアのカーナビであれば、上記のディーラーオプションのパーツとKK-S82PとRD-N002で8インチのナビ自体は取付けることが可能となります。
これに純正のステアリングリモコンを流用したい場合であればKJ-F101SC。
全方位モニター用のカメラを流用したい場合はディーラーオプションの「カメラコントローラーキット」(99000-79CA1)とKK-S502BAを購入することで一部の画面切り替えを除き表示することが可能となります。
※2022年6月現在
必要パーツ | 内容 | 金額(税込) |
ディーラーオプションのパーツ | 8インチパネル | 不明 |
KK-S82P | 配線コネクター(24/12P) | 4,950 |
RD-N002 | 電源ケーブル | 2,200 |
KJ-F101SC | ステアリングリモコンケーブル | 1,650 |
KK-S502BA | 純正カメラ接続アダプター | 13,200 |
ディーラーオプションのパーツ | カメラコントローラーキット | 不明 |
おすすめカーナビ2選
サイバーナビAVIC-CL912-3-DC
サイバーナビといえばカーナビの機能・性能だけでなく、カーライフが楽しくなるエンタテイメントも重視されている製品になります。
ドコモのLTE回線を使って車室内をオンライン化させるネットワークスティックを同梱。
▼ネットワークスティック同梱モデルがおすすめな理由▼
車内が5台まで同時接続が可能なWi-Fiスポット化
スマホをつながず大画面でYouTubeを再生
自宅のブルーレイレコーダーにアクセスして遠隔で操作、視聴が可能
これにより、長距離の運転や渋滞中のストレスを和らげたり、さらには通信量を気にすることなく、同乗者がYouTubeを見たりすることが可能となり、ドライブが一層楽しいものになります。
HDMIの入力も付いているので、Fire TV Stick 4Kをつなげて思う存分、動画や音楽を楽しむことが可能となります。
サイバーナビにおすすめのオプション品
サイバーナビは拡張性にも優れています。オプション品を追加することでさらにカーライフが豊かになります。あなたにとって必要なオプション品をまとめましたので、是非コチラを参考にしてください
楽ナビAVIC-RL920-DC
楽ナビは基本的な機能や性能をしっかりと持ちつつも、誰もが使いやすく直感的に操作ができるラインアップになっています。
2023年3月に発売された楽ナビは、ナビゲーションとしてはサイバーナビと同様に3年間地図の更新も無料で実施でき、画面も高画質、高精細なHDパネルとなっていて、見やすく操作が簡単です。
エンタメ面では車内をオンライン化させるネットワークスティックも同梱されていますが、サイバーナビとは異なり仕様制限があります。HDMI入力を持ち合わせているのでスマートフォンなどで再生するYouTubeを画面に映して楽しむことができます。
なんと言ってもお手頃価格で入手できるのが最大のメリットですね。
楽ナビにおすすめのオプション品
楽ナビには専用のドライブレコーダーがあります。また必要に応じてiPhoneの接続ケーブルなどオプション品が多数あります。あなたにとって必要なオプション品をまとめたのでコチラを参考にしてください
まとめ
スペーシア/カスタム/ギア「MK53S系」で社外ナビを取付ける際の参考になったでしょうか。
最低5年は乗ることを考えると、まずはスズキコネクトを使うのかの検討になるかと思います。
もし必要であれば純正一択になります。
スズキコネクトをそこまで必要機能ではないという場合は積極的に社外ナビを検討することをおすすめします。
また今回はコンソールにピッタリ入るカーナビをご紹介しましたが、フローティング構造のカーナビCN-F1X10BGDやAVIC-RF920-DCも取付けることが可能です。ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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