2024年の夏は、今までの日本の夏とは思えないゲリラ豪雨と災害級の台風に見舞われ、各所で被害がありました
また、南海トラフ巨大地震もいつ起こるかわからないという状況で、多くの人が防災に対する意識が高くなっていると思います
水や食料品、懐中電灯に非常用トイレなど家の防災グッズを用意しているご家庭も多いのではないでしょうか
本記事では、家はもちろんのこと”いざ”という時に大事な居住空間にもなる“車”、その車に備えておいた方がいい防災グッズをご紹介いたします。
防災対策をするためには「リスク」を知ろう
まず防災対策の基本、居住エリアにとってのリスクは事前に確認しておきましょう
あなたの街にとってリスクとは
基本中の基本ですが、あなたの住んでいるエリアや家の周辺に潜んでいるリスクを把握しましょう
海の近くですか?川の近くですか?山のふもとですか?
国や自治体などが公開しているハザードマップを見て周辺のリスクを再確認しておきましょう
▶ハザードマップポータルサイト
洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報など
▶ハザードマップ
洪水・浸水・土砂災害など
災害時、クルマはプライベート空間
いつ、どんな災害、どんなレベルの災害に合うかは誰も予想できません
ただ、自宅にいることができなくなってしまうとプライベートな空間は無くなってしまいます
時としてクルマは大事なプライベート空間になります
最低限、心地よく過ごすことができる準備は整えておきましょう
もちろんガソリンは必要になってきますので、給油の頻度を上げてガソリンメーターが半分まで減ったら、給油をするなどルールを決めておきましょう
東日本大震災で給油できなかったことを思い出してください
同様にバッテリーもこまめにチェックしておくとよいでしょう。大事な電源となります
一方で都心部では車両の使用を控える要請も出ることがありますので、あらかじめ確認しておくことも大事です
車に置いておきたい防災セット
車では様々なシチュエーションで必要になってくる防災セット
必ず用意しておきたい防災セット
レスキューハンマー
運転中に災害に遭う可能性もあります
急な洪水や、冠水している箇所に入ってしまい、水圧でドアが開けられなくなってしまった場合に備えて、 レスキューハンマーなど窓を割るものやシートベルトを切るものは常にダッシュボードに入れておいた方がいいでしょう
今は小型化が進み、小さく軽量のものをあるので邪魔にはならないと思います
簡易トイレ
災害時、通常では考えられないほどの渋滞が予想されます
大雪で動けなくなってしまった場合、地震で道路が陥没してしまった時、トイレを我慢し続けることは無理だと思います。そんな時を想定して携帯トイレは必ず準備しておく必要があります
移動時ではなく、避難時用であれば折り畳み式のものが良いでしょう
スマホ用充電ケーブル
今のご時世スマホの電源がなくなってしまうと、情報の取得が難しくなってしまいます
最近の車では充電用USB端子が標準装備されていることが多いので、USB充電用シガーソケットカーチャージャーは必要に応じて準備しておいた方がいいです
一方、スマホ以外の充電も必要になるケースもあるので、スマホの端子に関わらず汎用性のある3-in-1 ケーブル (ライトニング/USB-C/Micro USB端子) などを用意したほうが心強いと思います
車用カーテン
日が出ている明るい時間帯であれば、さほど気にならないかもしれませんが、夜になると車内は以外と見えてしまうものです。せっかくのプライベート空間も人の目が気になってしまっては、落ち着くことができません
普段使いもできる傘型 折りたたみ式 サンシェードと合わせて車載用カーテンがあれば、防犯対策にもなるので、特に女性がいる場合必須です
あった方がいい防災セット
災害時の居住空間として使う際、エンジンをかけたまま長時間停車していたい気持ちもわかりますが、一酸化炭素中毒になる可能性も出てきてしまいます
リスクも考慮して必要なものを検討しましょう
ポータブル電源
車によっては家庭用100Vのコンセントが使える車種がありますが、一般的に車で電源を取るにはシガーソケットと限定されてしまいます
停電などで家庭用家電製品が使えない場合、ポータブル電源は様々な家電製品を使用するために重宝され、冬は電気掛敷毛布など夜を過ごすには必要になってくると思います
また車用としてではなく、家庭用としても一家に一台あった方がいい代物です
最低限シガーソケットから充電できるタイプ、理想はソーラーパネルからも充電できるタイプであれば安心ですね。
仮眠用グッズ
実は車で寝るのは、意外とつらい環境なことはご存知でしょうか?
シートを倒して寝ようとすると首が辛かったり、足の置き場に困ってしまうことがあります
寒さ暑さの前に寝れないという人も多くいると思います
少しでも寝やすい環境を作り、しっかり体力を回復させるためにはあった方がいいと思います。
その他
その他にも、エマージェンシーシート(保温シート)やブランケット、ヘッドレスト用枕、水やLEDライト、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなど、携帯ラジオなども準備しておいた方がいいでしょう。
最後に
災害はいつ何時、起こるかわかりません。
そして、全ての災害に全ての準備をすることはとても困難なことだと思います。
まずは自分と大切な人にとって何が重要か、優先順位をあらためて検討することをおすすめします。
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