幅広いユーザーに人気のダイハツのタント。
2003年(平成15年)11月に発売を開始したタント、発売時には軽自動車として最長となる2,440mmのロングホイールベースと1,700mmを超える全高が特徴で、「軽スーパーハイトワゴン」というジャンルを確立させた1台です。
また2005年(平成17年)にはよりスポーティーな顔立ちの「カスタム」を追加して若者のニーズも満たしスタイリッシュな軽自動車として人気があります。
そんなタント・タントカスタムが2019年(令和1年)7月にLA650S系、LA660S系へとフルモデルチェンジをして、より使いやすく便利なクルマへと進化を遂げました。
本記事では、LA650S系/LA660S系のタント/タントカスタムにフローティングナビを取り付けるために必要な金具は何か、オプション品も含めて具体的に紹介をしていきます。
新車で車両購入を検討されている方や、中古で検討されている方、純正ナビなどの交換を検討している方はぜひ最後まで読んでください。少しでも参考になればと思います。
フローティングナビを検討するにあたって
タントは純正ナビを取り付ける際、以下のような様々な設定があり、交換できるクルマなのか確認する必要があります。
- パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック付車
- 純正ナビ装着用アップグレードパック付車
- 6.8インチスマホ連携ディスプレイオーディオ付車
- 標準のオーディオレス仕様車
- 9インチモデル付車
新車を購入される際はどれかを必ず選ぶと思いますが、中古車を購入した方はどの設定のものかわからない可能性もあります。
結論「9インチモデル付車」以外は社外ナビに交換することが可能になります。
カロッツェリアのフローティングナビを取り付ける場合
まずはディーラーオプションの9インチスタイリッシュメモリーナビ付車、9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ付車ではないことを確認してください。
パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック付車の場合
取り付けに必要になってくる金具はKJ-D90D。
この金具にはステアリングリモコンを連動するケーブルが同梱しているので別途ケーブルを用意するひつようはありません。
ナビの取り付けは出来ますが、スマートパノラマパーキングパック付車の場合はスマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援)機能が使用できなくなるので注意が必要です。
純正ナビ装着用アップグレードパック付車
取り付けに必要になってくる金具はKJ-D90D
この金具にはステアリングリモコンを連動するケーブルが同梱しているので別途ケーブルを用意するひつようはありません。
6.8インチスマホ連携ディスプレイオーディオ付車
取り付けに必要になってくる金具はKJ-D90D。
この金具にはステアリングリモコンを連動するケーブルが同梱しているので別途ケーブルを用意するひつようはありません。
ナビの取り付けは出来ますが、スマートパノラマパーキングパック付車の場合はスマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援)機能が使用できなくなるので注意が必要です。
標準のオーディオレス仕様車
シンプルなオーディオレス仕様車の場合、まずディーラーオプションの「ナビ・オーディオ取り付けキット」と「車両信号変換ケーブルB」の購入が必要になります。
そして必要になる金具はKK-Y45DIIとなります。
また、この設定の場合バックカメラも付いていないので、必要であればND-BC300を用意しましょう。
おすすめのカロッツェリアのフローティングナビ
2023年3月に発売開始となったカロッツェリアのカーナビでは初めてのフローティングタイプのカーナビ。
20年以上も続く“使いやすい”として安定した人気を保っている「楽ナビ」シリーズから、ようやくフローティングナビが登場しました。
ネットワークスティック(Wi-Fi端末)同梱のAVIC-RF920-DCと別売モデルのAVIC-RF720。
この2機種の違いはネットワークスティック同梱か非同梱か。そして無料の地図更新が3年か1年かの違いになります。ネットワークスティック非同梱のモデルであってもモバイルルーターやスマホのテザリングを使うことでオンラインを便利に使いこなすことは可能なので、用途に合った商品を選択してください。
それではおすすめのポイントを紹介していきます。
おすすめポイント
今回のフルモデルチェンジした楽ナビの特徴といえば、上位モデルのサイバーナビと同様にオンライン化したということ。
サイバーナビのようにオーディオソースにYouTubeや自宅のレコーダーを遠隔操作して視聴するレコーダーアクセスのような機能は持っていませんが、オンラインを気軽に楽しめて、便利に活用することができるようになった印象です。
Wi-Fiスポット化
クルマの中をWi-Fiスポットにすることができるネットワークスティック同梱モデルのAVIC-RF920-DCであれば、車内で5台までドコモの回線を使って安定した速度のWi-Fi環境を作ることができ、同乗者が各自スマホやタブレットでYouTubeやオンラインコンテンツを自由に楽しむことができますよね。
通信量を気にせず使い倒せるところがいいですね。停車中は60分までした使用できないそうですが、60分以上エンジンをかけたまま停車している環境はあまりないかと思うのでそれほど気になることではなさそうです。
もちろんスマホの通信契約を無制限にしている方はネットワークスティック無しモデルでいいと思います。
両機種ともHDMIの入力を持っていますのでスマホやタブレット、ゲーム機器を接続してオンラインコンテンツを楽しむことができます。
楽ナビは新しいモデルになって入力も出力もタイプAになったので3mのCD-HM031と組み合わせてAndroidであればUSB-CからHDMIタイプAの変換アダプタAD-CHDMIBK2を利用するのがいいでしょう。
iPhoneの場合であればHDMIケーブルと合わせてライトニング変換アダプタのApple Lightning – Digital AVアダプタがあれば有線でミラーリングさせることができます。
純正が間違いないですがお値段が意外と高いので、【MFI認証】 iPhone用 HDMI 変換アダプターで代用するのもありだと思います。充電も合わせてしたい方は充電ケーブルのCD-IU021を使うのがベストでしょう。
オンライン検索
意外と便利な検索機能。
カーナビの場合スマホのアプリと違って、地図のバージョンが古くなってしまうと、更新をしない限り新しくオープンしたお店などを検索したり、目的地に設定してルート案内をすることができなかったのですが、この楽ナビはオンライン化されていれば(ネットワークスティックでもテザリングでも)オンライン上にあるデータから目的地を検索することができます。
なので地図の道路は更新しないと反映されないが、目的地を検索してルート案内はしてくれるという優れもの。
しかも、スマホと同様にスペースを活用して検索することができます。
「地名×ラーメン」や「地名×名所」など、普段の検索同様の検索が実はとても便利に使えます。
使いやすいメニュー画面
直感的に操作ができて、カスタマイズが容易にできるので、一度設定さえしてしまえばほとんどメインメニューだけで完結させることができる仕様になっています。
まさに誰でも使いやすい「楽ナビ」といったところでしょうか。
オプション品
ドライブレコーダー
楽ナビ専用の2カメラ前後モデルでフルHD対応のドラレコVREC-DS810DC
連動タイプなので9インチの画面で操作や設定、動画や静止画の確認を行うことができます。
ETC2.0/ETC車載器
カーナビと連動してETC2.0の機能をフルに使いたい場合はND-ETCS2
カーナビと連動はせず、お手頃価格でETC2.0を使いたい場合はND-ETCS10
ETC2.0は必要なく、カーナビとETCと連動させて使いたい場合はND-ETC9
ETC2.0は必要とせず、カーナビと連動もしない単独タイプの場合はND-ETC40
スピーカー
上位モデルの16cmセパレートスピーカーTS-C1630S-2
エントリーモデルの16cmセパレートスピーカーTS-F1640S-2
上位モデルの16cmコアキシャルスピーカーTS-C1630-2
エントリーモデルの16cmコアキシャルスピーカーTS-F1640-2
まとめ
新型タント/タントカスタム「LA650S系/LA660S系」でフローティングナビを取付ける際の参考になったでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント