突然ですが、ガソリンスタンドや車の点検、車検のタイミングなどで「そろそろタイヤ交換したほうがいいですよ」って言われて、どうしたらいいか不安に思った経験はありませんか?
「別にスピードを出すわけではないし、タイヤの溝もあるしまだ大丈夫でしょ!?」って思う方も多くいるかと思います。
もちろん「アナタのため」を思って言ってくれる人もいるとは思いますが、相手も仕事ですからね・・・「そろそろ交換しないとヤバいですね!」なんて言われたら、特に女性の方は不安になる人が多いと思います。
実は私もそのうちの一人。普段行かないガソリンスタンドで給油をした際にスタッフのお兄さんに「そろそろヤバいっすね」って言われて、その場で交換を勧められましたが、私の場合、主人にどこで何を言われても「何もしなくていいから!」と何度も言われていたので、聞くだけ聞いて帰りました。それでも少しドキドキしてしまいましたが・・・
ただ、少しでも新しいタイヤを使ったほうがいいのは間違いないと思うので、きちんと理由は聞きましょう。納得できれば交換しましょう!
そんな方も、ちょっとした知識を持っていれば、不安も少しは解消すると思いますので、ぜひ最後まで読んでください。
★この記事を読んでほしい人★
- タイヤ交換を勧められた人
- 車検が近づいている人
- 最後にタイヤ交換したのがいつかわからない人
- タイヤの溝が何となく少なくなって気がする人
- 雨の日などで滑った経験がある人
タイヤの重要性
突然ですが、今乗っている車の重量ってご存じですか!?
クルマのタイプや車種によって異なりますが、だいたい普通自動車だと1,000Kgから2,000Kgあります。
あたり前ですが、それを支えているのがタイヤ4本のゴム、そして道路との接地面はおよそはがき1枚分といわれています。
止まっているだけでタイヤ1本あたり200Kgから500Kgまで負荷がかかっていると思うと、停止中にハンドルをグリグリ回すのやめたほうがいいのはすぐにわかりますよね・・・もし身に覚えがあるのなら・・・今日からやめましょう。うん。
さらに急発進、急ブレーキでタイヤにかかる負荷を考えるとゾッとしますね。
なんにせよ、クルマを止めるのはタイヤです。
じゃぁ、どのタイミングで何を基準にすればいいのよ!?
解説していきますね♬
即交換のタイミング
スリップサインが出たら即交換!!
まずはクルマのタイヤをチェックしてみてください。
スリップサインが出ていたら、危険です。
スリップサインはタイヤが摩耗し、溝が1.6mmになってしまうと、タイヤの表面と同じ高さになります。※赤の四角のように溝と表面がフラットになる。側面から見て赤丸の▲の先をチェック。
危険でもありますし、乗用車の場合は道路交通法違反になっていしまいます。何よりも溝が減っている状態では排水力が落ちるので、雨の日はブレーキを踏んでもスリップしたり、停止するまでの距離が伸びてしまう非常に危険な状態です。
もちろん車検にも通りません。
また、時々でいいのでタイヤを見てあげてください。釘が刺さっていることもあります。この手の場合はパンク修理という手段もありますが、一時的な対処法として考え、タイヤ交換をおすすめします。
では、溝が1.6mmより深く、スリップサインが出ていなければ大丈夫かと言えばそういう訳ではありません。
人それぞれ、クルマも違えば乗り方も違いますからね!
続いては交換する判断基準をお話しします♬
タイヤの寿命は?交換の判断基準
走行距離
走行距離は一般的に約4万kmと言われています。
一般的な新品のタイヤの溝は約8mmと言われているのでスリップサインギリギリまで使用すると仮定すると以下の計算式になります。
- 1mm減るのに約5,000km
- 8mm-1.6mm=6.4mm
- 6.4mm×5,000km=32,000km
ただこれはあくまでも机上での計算になりますので、当然クルマの形状(タイプ)、使用用途、路面状況、日ごろのメンテナンス、停車している場所などの環境で変わってくるので一概には言い切れません。
意外と早いって思う人もいれば、そんなに乗らないから大丈夫だ!って思う人と、それぞれだと思います。
普段から乗っている車は溝の減りも気になるので変化がわかりやすいかもしれませんが、むしろほとんど乗らないクルマの方が意外に危ないかもしれませんね。
え??だってほとんど乗らないし、4万kmなんてまだまだだよ~
そんな方は次を読んでください♪
使用年数
先ほども言いましたが、タイヤはゴムです。
皆さん輪ゴムやトレーニングチューブって負荷をかけていなくても、いつの間にか劣化して切れてしまうことありますよね?
しかも、使ってないゴムほど切れる・・・
タイヤも同じくゴムなんです。
そう、たとえ走っていなくても、寿命(目安の使用期限)があるんです。
一般的にたとえタイヤの溝が減っていなくても、4~5年とすれば劣化してしまいます。
こればっかりは明確な消費期限は設定されていません。ただ、停めているいるだけで1t~2tの重量をはがきサイズの面積で支えていると考えれば少しは納得してもらえるのかなぁと思います。
いつ買ったかわからない人はまずタイヤをチェックしてください。実はきちんと製造年数が記載されています。
4桁の数字の最初の2桁は週を表す。後ろの2桁は西暦を表しています。
写真を参考にすると「0319」なので2019年の1月に製造されたタイヤという意味です。
タイヤの溝があるからといって大丈夫と思わず、まずは確認してみてください。
見た目
走行距離と使用年数が基準内であれば、ほぼ問題ないかと思いますが、定期的にタイヤはチェックしましょう。
縁石に擦ることが多ければ寿命は短くなりますし、釘を踏んでしまっていてはいつパンクするかわかりません。
乗り心地
いつもの運転に違和感がないか五感を使ってしっかり確認しながら運転しましょう。
- ロードノイズが大きくなっていないか
- ブレーキの効きが悪くないか
- グリップが弱いきがしないか
タイヤの寿命を延ばすための方法
クルマって維持するのに結構費用かかりますよね。
タイヤもできるだけ安全に長く使っていきたいものです。
そこでタイヤの寿命を延ばす方法をご紹介します。
- タイヤの適正な空気圧を保つこと
- 定期的なタイヤローテーション(5,000kmごとを目安)
- 夏・冬で交換する際には、防水性や遮光性のあるカバーを使用してタイヤラックで保管
- 「急」のつく運転は控える
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タイヤの重要性と交換するタイミングは少し理解できましたか?
安全のことを考えるとタイヤってとても大事ですよね。
まずはご自身でタイヤの減りと年数のチェック。不安に思ったらディーラーやカー量販店に相談してみてください。
「いざ」という時に確実に止まることができるかはタイヤが正常に働くかに大きく関わってきます。何よりも自分と大切な人のために普段から少しタイヤの事を気にしていただけたら幸いです。
今後はクルマに合ったタイヤの選び方やタイヤメーカーの紹介をしていきたいと思います。
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